
かつてヨーロッパを巡るサーカス団員とした活躍したLuisita Leers
容姿端麗な上、空中ブランコという過酷な芸によって鍛えられた実践的な筋肉を持つ筋肉女性
彼女は1909年10月14日にドイツのヴィースバーデンで産声を上げた
生まれた時からサーカスの一家であり紆余曲折を経て1920年、わずか11歳の時にケルンにてプロデビューを果たす
日々の普段の努力により様々なパフォーマンスを習得し人々から注目されることとなる
1935年、彼女はパリにいた
メドラノ・サーカス団で活躍し、並外れた筋力から繰り出される技にパリの人々は魅了された
その後アメリカに渡るが彼女の人生にも戦争という人間の業が重く圧し掛かかる
ナチスが掌握する母国ドイツに戻ることになり、第二次世界大戦が勃発
彼女はキャリアを続けることが不可能となる
終戦の時、巻所は36歳になっていた
体調も芳しくなく、設備や道具は戦火により焼失していたためキャリアを再開することは出来なかった
その後、結婚し会社を設立するまでとなった
彫刻家としての才能にも溢れ活躍したが1997年、88歳で生涯を終えることとなる
その肉体は極限まで鍛えられており、上腕二頭筋は樽のように太く分厚い
自重と重力、そして遠心力に打ち勝つ筋肉とはこういうものなのだろう
背筋も美しく発達しており少し幼げな表情との対比でより筋肉の隆起の迫力が際立っている
当時もこのギャップから凄まじい人気を博していたとのこと